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神道・仏教


No.3032171
合計:
#953
歴史上の人物としての釈尊の言葉を伝えるテキストはパーリー語経典しかありません。
大乗経典は釈尊涅槃後、最初に般若経典群が造られ、次いで法華経や華厳経が造られました。
ではなぜ大乗経典も釈尊の説法の記録と見なされるのか?という疑問を解明する鍵を握る人物こそ、インド仏教史上最大の聖人であるナーガルジュナ(龍樹菩薩)やチャンドラキルティー(月称す論師)の中観派の仏教を理解すれば解ります。
意外なことに大乗仏教の根本思想は釈尊在世当時の原始仏教への回帰或いは正統な発展形態であることが理解できるはずです。
中国仏教の巨人と称される天台大師の『摩訶止観』の所説とナーガルジュナの『中論』の所説も説き方には相違がありますが、その本質は変わりません。
天台の観念観法は実に釈尊の悟りすなわち諸法実相と同一であり、それは観心之本尊たる日蓮曼陀羅に極まっているのです。
華厳経も素晴らしい大乗経典ですが、佛と凡夫の一念に差別があり不融なるが故に実の円経ではありません。
その深淵な経理を活かすには法華経を会入させる必要があります。
法華経こそは天上天下唯我独尊の本師釈迦牟尼如来の究極の教えです。


[ 円通大士 ◆YzEyNTcz ]
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