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神道・仏教


No.5641621
#216
あるとき、わたしは、このように聞いた。

ある日のこと、仏陀は、サーヴァッティの、
ジェータ林にある、アナータピンディカ園で、
集まって来た、比丘衆に、このように説かれた。

ある比丘が、このように仏陀に尋ねた。

「尊師よ、地獄界とは、如何なる世界ですか。
尊師よ、わたしのために、比喩を用いて下さい。」

「喩えるなら、比丘よ、罪人が捕えられて、

王の眼前に引き出されて、刑罰を受けていた。

生きないよう、死なないよう、何度も殺される。

朝に、百回、刀で刺したら、どうなるだろうか。

昼に、百回、刀で刺したら、どうなるだろうか。

夜に、百回、刀で刺したら、どうなるだろうか。」

「尊師よ、只の一回だけ、刀で刺されても、
それは、相当な苦悩が、生じることでしょう。

ましてや、それを三百回とは、想像が付かない。」

そして、仏陀は、拳大の小石を拾って、言った。

「この石と、あの山では、どちらが大きいか。」

「尊師よ、言うまでもなく、あの山でしょうか。」

「比丘達よ、刑罰の苦悩と、地獄の苦悩では、
まさしく、これぐらいの、違いがあるのである。」

「比丘達よ、地獄の獄卒は、五つの刑罰を行う。

第一に、大きな釘を使い、五体を突き通していく。

第二に、大きな斧を使い、四肢を切り落していく。

第三に、大きな火の山を、何度も上り下りさせる。

第四に、大きな釜に入れ、身体を煮て崩していく。

第五に、大きな壁の中で、業火で追い回していく。」

「比丘達よ、彼らは、激しい苦痛を受ける。

結局、地獄の苦しみを、言葉で表現できない。

しかも、悪が尽きない限り、その命は尽きない。」


[ 匿名さん ]
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