爆サイ.com 北海道版

神道・仏教


No.5641621
#958
>>957
開目抄は明治8年の身延大火で真蹟が消失していますが、時代書写の日興要文は富士北山本門寺に現存しています。
古来より開目抄は観心本尊抄とともに日蓮の教学思想を学ぶ上で重要視され日興選定の十大部にあり、録内遺文に収録されており江戸時代には版本が出版されている上に各宗派の書写本が存在していますから、全編の記述を知ることが可能です。

昭和定本日蓮聖人遺文の編纂では各宗派の研究者が協議の上で定文をしているので日蓮撰述通りの文章であると見なして差し支えないのです。

昔から有名だから数多の日蓮系統の僧侶が書写しているのです。
時代書写は北山の日興要文のみが現存しますが後代の書写と一致しますから、真蹟通りの文章であると見なして差し支えないと言えます。

日興遺誡置文は日興の撰述ではなく、明らかに後世の偽作です。
日興には神祇不参の思想はなかったうえ、日興在世の当時は日蓮遺文の真偽論争が起きていなかったにもかかわらず御書の真偽に言及している条目があることから、偽書であると言われています。

御義口伝は元来は京都の勝劣派の相伝文書で室町初期に除氏の科註記という最新の書法で書かれていますから日興撰述ではありませんが、そこには従来にはなかった洗練された法華経観が見てとれます。


[ 匿名さん ]
TOP