―ギャンブル好きな人とギャンブル依存症の差は何なのでしょうか。
◆実生活に影響が出るかどうかが、大きな違いです。社会生活や家庭生活に影響が出ることがなければ、ただのギャンブル好きで、依存症ではありません。顕著なのは借金ですね。依存症の方は、自分が払える以上のお金をギャンブルに使ってしまいます。
病気としての診断基準は九つあります。
・だんだん賭けるお金が増えていく
・やめよう、減らそうとしてもできない
・ギャンブルをしないでいると落ち着かない、イライラする
・ギャンブルのことを考えている時間が長い
・ギャンブルで負けたお金をギャンブルで取り返そうとする(負けの深追い)
・気持ちが沈んだときに気分転換のためにギャンブルをする
・ギャンブルをしていることを隠す、そのためにウソをつく
・社会生活や家庭生活に悪影響が出ている
・ギャンブルのために借金をする
このうち四つ以上あてはまれば、ギャンブル障害・ギャンブル依存症と診断できることになっています。