“○○くんが通っていた高校は進学校。ソフトボールを途中で辞め、目標もないまま、漠然と大学を目指していました。当時は魚嫌いで漁業にも感心は無かったため、最初に平戸への修学旅行の話を先生から聞かされた時には、「民宿？漁業体験？面倒くさいなぁ」というのが本音だったとか。まさか、そこで人生が変わるほどの感動が待っているとは、○○くん自身、夢にも思っていなかったようです。
(略)
大阪を離れて半年。平戸市内にも同年代の友人ができ、漁協のソフトボールチームでも活躍するなど、地域にも少しずつ溶け込んでいます。「とりあえずの目標は、１日も早く一人前になって、胸を張って『漁師です』と言えるようになること。将来は自分の船で漁に出たいですね」。大阪に住んでいた頃よりも、少し大人になった気がするという○○くん。19歳の夢をのせた船は、大海原を漕ぎだしたばかりです。”
素敵。
