「人権」という考えの出発点は、欧米のある学者が、人間には生まれもって、人に殺されないで生きていく権利があることにしよう、と言ったことが始まりです。その後、確か教員採用試験にも出てくるジョン・ロックが人は生まれながらにして幸せを追求する権利があることにしよう、と言ったのです。
そして、おかしな出発点のこの「人権」というものが、いつの間にか普遍的な権利というものに、豹変してしまった。
「人権」というものが自然権としてあるのならば、「犬権」だって「猫権」だって「ゴキブリ権」だって、あってよさそうなのに、「人権」だけがあるのです。
がんばれ!片山さつき 小林よしのり