北方領土弁論大会の高校生官邸へ
03月20日 14時09分
北方領土をテーマにした弁論大会で入賞した高校生が総理大臣官邸を訪れました。
総理大臣官邸を訪れたのは、北方領土返還運動の一環として、ことし１月に札幌市で開かれた高校生の弁論大会で、最優秀賞に選ばれた立命館慶祥高校２年の岸本万尋さんと、優秀賞に選ばれた北海道旭川西高校２年の阿部翔汰郎さんです。
２人と面会した安倍総理大臣は、「受賞おめでとうございます」と声をかけた上で、「四島での共同経済活動を進め、元島民の皆さんのお墓参りを自由に簡便にしていく。こうしたことを進めながら領土問題を解決して、平和条約を締結していくアプローチでプーチン大統領とは合意をした」と述べました。
そのうえで、安倍総理大臣は、「四島の帰属問題を解決して、日ロ平和条約を締結するというのは、われわれの基本的な方針であり、ロシアもこの問題は避けて通れない。われわれの世代で、しっかりとこの問題を解決し、平和条約の締結がなった日ロ関係を皆さんの世代に渡していきたい」と述べ、北方領土問題を含む平和条約交渉の進展に重ねて意欲を示しました。
