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No.2477833
#93
中学の頃、学校の教師や塾の講師がすすめていた山本有三「路傍の石」という小説。名作らしい。猛烈な読書家の父も、「そろそろ路傍の石を読みなさい。もう分かる頃だろう。いや、もうわからないといけない年だぞ」と言うのを聞き流していた。高校に入ってからどんな話かと読んでみたのだった。

主人公が幼少期に一緒に遊んでいた幼馴染の少女が実は金持ちで、思春期になった主人公は学校にも行けず彼女の屋敷に奉公に行くこととなる。毎朝彼女が学校へ行く時、玄関で下駄を揃えるのが彼の役目。懐かしい彼女はツンとした良家のお嬢様になっていて、そろえた下駄を蹴りとばし、もう一度揃えなおすように言うのだった。ショックを受けながら彼は下駄をなおす。するとまた蹴りとばす。また揃える・・・。これが毎朝の日課となる中、主人公はいつか金持ちになって自分の屋敷を持つ決意を固めるのだった。

このくだりを読んだときメラメラと焼けるような悔しさと怒りが快感に変わる感覚があり、異常に興奮したのだった。鼻先で着物の裾がひるがえって純白の足袋でパシーンと下駄が蹴られる情景が目に見えるようだった。


[ 匿名さん ]
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