ドラゴンボール新章 第148話
「ザマスの野郎、調子に乗りやがって!!!」とベジータが再度の復讐宣言をしたザマスを
見ながら吐き捨てるように言った。
「えぇ…ですが、肉体を持たない今のザマスを倒す術が無いのも事実です…先代の全王様の体から
ザマスの邪心を引き離した途端に…本当に皮肉な話です…」とウイスが悔しがる。
するとそのウイスの言葉を聞いていた大神官が「ザマス…元界王…それが今や肉体を持たないただの
悪の塊…悪の気…あ、悪の気っ!もしかしたら!?」と目を見開いた。
すると大神官はテレパシーでヴァドスに連絡を入れた。
「ヴァドス、いいですか!?これから私の言う通りにして下さい…」と連絡を入れ続けた。
その大神官の挙動に気付く悟空たち。
「ビルス様、大神官様は一体何を…」とビルスに尋ねた。
「分からんが、何か閃いたようだな…」とビルスが答えるとその直後、大神官は悟空に向かって
「悟空さん!準備をして下さい!」と叫んだ。
「え!準備って何の準備だ!?」と突如大神官から渡されたパスに驚く悟空。
「全宇宙であなた一人しか出来ない元気玉です!!!!!」と大神官が悟空に向かって叫んだ。
「げ、元気玉っ!?で、でも肉体を持たないザマスに通用するんか!?」と悟空が驚く。
「悟空さん、いいですか?元気玉は悪の気を感じ、その悪の気をターゲットの最優先にする性質が
あります。そして今のザマスは肉体こそ持たない存在ですが、それはイコール悪の気をむき出しにした
存在でもあります。そして元気玉は文字通り気の塊です。つまり悪の気を狙うのが元気玉なら肉体の
有無は関係なく効果がある筈です!」と大神官が悟空に説明した。
「そ、そうか!ヨシッ!」と叫ぶと悟空は両腕を上にあげ、元気玉を作る準備を始めた。
第148話終了