「普段と変わった様子はなかった。なぜこんな事態になったのか」
大西容疑者を知る人物から聞かれるのは、一様に
『なぜ?』
の一言のみ。
学生時代から、真面目で快活、礼儀正しく勤務態度もよかったと評価される大西智博容疑者の
犯行動機は、『罵倒されたので撃った』です。
関係者からの証言で、キレやすい性格でも、暴力的でもなかったと思われる大西智博容疑者。
罵倒内容は、いま現在も明らかになっていませんが、
真面目すぎる性格ゆえに、その感情の琴線に振れるような罵倒内容だったことが想像されます。
パワハラなのでは?と
事件発覚当初、動機を察する声が多数を占めていましたが、
二人が同交番に勤務し始めて、半月ほどしか経っていません。
積年の恨みがあるほど、長く一緒に働いていませんので、
『一撃必殺』と思えるような言葉の威力があったとしか想像できません。
井本光巡査部長