県警
神戸山口組本部前、特別警戒所を開所 淡路 ／兵庫
毎日新聞2017年4月4日 地方版
社会一般
兵庫県
神戸山口組本部の隣接地に設けられた２階建ての特別警戒所と看板＝兵庫県淡路市志筑で、登口修撮影
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県警は３日、指定暴力団・神戸山口組の本部（淡路市志筑）近くに特別警戒所を開設し、運用を始めた。神戸山口組は２０１５年８月に指定暴力団・山口組から分裂し対立を続けており警戒や情報収集の体制を強化する。
警戒所はプレハブ２階建てで、本部近く市有地約５９０平方メートルを県警が無償で借りて建設。捜査員が随時立ち寄り、警戒に当たる。敷地内に「暴力団追放」の看板（縦約１メートル、横約４メートル）も設置した。県警は昨年８月には神戸市灘区の山口組の総本部前にも警戒所を設置している。
同日開所式があり県警や淡路市の幹部ら約５０人が出席。太田誠・県警本部長は「（山口組との対立は）予断を許さない状態が続いている。警戒を弱めず、抗争を未然に防ぐ」、門康彦市長は「不穏な動向に鋭い目を光らせてほしい」とそれぞれあいさつした。その後、出席者は「暴力団に負けないぞ」とシュプレヒコールを上げた。
