>>638
続き
ピアス男は金目で、桜耳という地域gato活動を広めることにした。
この仕組みは、地域、ボランティア、役場が協力するとうたっているが、実際は、
役所は職員を基地外から守るため、ほんの少し支援するだけ、
ボランティアはボランティア活動だから好きなようにgatoの面倒を見るだけ
責任は取らなくてもいい。
というものである。
市町村の条例では、野良猫に餌をやった者は飼い主とみなすとあるが、なぜか地域gatoだけは、だれも責任をとらなくてもいいという不可思議な解釈をされている。
もし、地域gato活動家の口触りのいい言葉に惑わされ、地域で活動してしまえば、住民に苦役を強いるだけでなく、近隣の地域の苦情への対応を押し付けられる。
この活動で利益があるのは、面倒を見ることを押し付けることができる役所と、善行を盾に糞尿の処分をせず、病院代を浮かし、年老いた気に入らない猫の面倒を見なくてすむという猫基地だけである。
こういった活動はボランティアを語りながらも寄付金を集めることができる。
このような活動は、８９３色を薄めつつ、凌ぎが稼げることから、やくざとしてはおいしい活動である。
ピアス男は、ミサとともに寄付を募るばかりでなく、小料理屋に処分代と称し、gatoの餌となる生ごみを集め、かなりの利益を得ることができた。
しかし、この２人はさらに利益を設けようともくろんでいた。
続く
