警察官の職務質問中に、体内のアルコール量を測る飲酒検知管を握りつぶして破壊したとして5日、会社員の男が鳥取警察署に逮捕されました。
公務執行妨害の疑いで逮捕されたのは、鳥取県岩美町に住む会社員の男（39）です。
警察によりますと、男は5日午前7時42分、パトカー内で警察官からの職務質問中、体内のアルコール量を測るガラス製の飲酒検知管を左手で握りつぶして破壊した疑いが持たれています。
事件の前、鳥取県岩美町で車と車の追突事故があり、「相手の車が逃げた」と当事者から110番がありました。通報者が逃げた車のナンバーを憶えていたことから、まもなく鳥取市内で男が運転する車両が発見され、警察が職務質問していたということです。
調べに対し男は、「警察官の公務を妨害したことは間違いない」と供述している一方で、「妨害するつもりはなかった」と、容疑を一部否認しています。
その後の調べで、男の体内から基準値を超えるアルコールが検出されたということで、警察は飲酒運転の疑いや、事故の関わりなどについても詳しく調べています。
