独立して事務所も運営しているBUCK-TICKは
マーベリック系（ラルク、ムック、シドなど）、
やエクスタシー系（LUNA SEAやGLAYなど）、
フリーウィル系（DIR EN GREY、MERRYなど）、
PS COMPANY系（GazettE、Alice Nineなど）など、
大小問わず、
あらゆるＶ系バンド業界の事務所との繋がりを持たずに業界を生きてきた。
自分たち主催でロックフェスをやった時も全く
「BUCK-TICKファミリー」みたいなものが存在しなかった事からも
如何に彼らが独自のポジションにいるかがお分かり頂けるだろう。
どこの勢力にも肩入れしなかった事により
全くムーブメントにも乗ることは無かったが
その時流に流されて我を失う事も無く生き続けてきたのだ。
だからこそ「Ｖ系が好き」と自称する人であっても、
BUCK-TICKというバンドに関しては全く知らない、
なんて事が普通にあったりする。
だが、それでも彼らは常にメジャーフィールドで活動し続けていたのだ。
希望と野望を持って乗り込んでいったあらゆるバンドを飲み込み、
そして希望と野望を失わせて散らせてしまう、
そんなタフな音楽業界で、
メジャーから外れて
アンチメジャーを気取る事なく、
しかし商業的妥協も全くなくそして今、
やりたい事をその時にやる。
それにファンもついてくる。そんな環境を積み上げてきたBUCK-TICKというバンドが
如何に多くのバンドマンにとって、
理想のバンドマン人生として憧れられているか、
それは言うまでもない。
