オイル交換の年１ってのは置いといて、整備士の立場で言うと、エンジンオーバーホールした時
ピストンリングを新品交換するさい、当然古いリングは外します。で、エンジンバラした事ある人なら分かると思いますが、ピストンのピストンリングがはまる溝が3つあります。
上から圧縮リング1、圧縮リング2、で3つ目はオイルリングと言ってピストンとシリンダーの隙間にオイル潤滑されるリングですけど
このオイルリングの溝には実はピストンに小さい穴が数個空けてあるんです。
クランクシャフトがぐるぐる回りながら、バシャバシャオイルを掻き回してピストンの内側へオイルをバシャバシャ飛ばして、その小さい穴からオイルリングを通してピストンの潤滑もさせてるんですよね。
で、何言いたいかというと、新車で買ってもオイル管理悪いとカーボンで穴が詰まります。
とくに中古車なら前オーナーがどういう使い方かで当たり外れですよね？
自分も買った中古車何度もエンジンオーバーホールしましたが、ほとんどこのピストンの溝穴はカーボンで塞がってます。
オイル注入口のキャップ外してヘッド内が黒く汚れてたら確実ですね。
ピストンリングの溝穴でさえこれなんだから、油圧ラッシュアジャスターや油圧チェーンスリッパー、バルブタイミングコントロールなどエンジンオイルを利用して油圧制御してる部品もカーボンまみれ‥‥‥って考えれば、おのずとオイル交換の重要性は分かるかと思います。
