Q:中央銀行が赤字なのは世界中で韓国だけなのですか?
中央銀行が赤字なのは韓国だけだとあったのですが事実でしょうか?
事実ならばなぜこうなったのでしょう?
A:韓国だけです。
そもそも中央銀行は紙幣を刷り、それを利子をつけて貸し出すのですから、本来は赤字になるはずがありません。
他の方が詳しく書いているので、簡単に書きます。
1. ウォン高になる。
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2. 為替介入をする。
ウォンを大量に刷って、ウォンを売り、ドルを買い、ウォン安にする。
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3. 大量のウォンが市中に出回り、急激なインフレになる。
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4. 通貨安定証券を発行し、市中のウォンを回収し、インフレを回避させる。
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5. 通貨安定証券の利払いのため、韓国銀行が赤字に。
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6. でも、ウォン安政策で貿易収支は黒字なので、為替レートは自然にウォン高に。
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7. 1-6の繰り返し。
前回の韓国デフォルトの際、IMFの支援の条件として、韓国は勝手に国債を発行できません。
ですから、政府の国債ではなく、韓国銀行の債権として通貨安定証券を発行しました。
政府が発行する債券=国債ではない、ということで韓国は勝手に通貨安定証券を大量に発行し、赤字になってしまいました。