全国のいじめ問題の解決に取り組むNPO法人ジェントルハートプロジェクト（神奈川県）などは26日から2日間、青森市の青森県総合社会教育センターでいじめ防止への願いを込めた展示会「ジェントルハートメッセージin青森」を開く。
全国的に夏休み明けに自殺が多い傾向にあることから、県内でいじめ被害を訴えて自殺した中学生や高校生の遺族らが中心となって企画した。県内での開催は初めて。
会場では、2014年に亡くなった県立八戸北高2年の大森七海さん＝当時（17）＝や16年に自殺した青森市立浪岡中2年の葛西りまさん＝同（13）＝の写真や遺族からのメッセージなどを展示。
遺族によるスピーチも行う。
実行委員を務める、りまさんの父剛さん（39）は「全国の全ての子どもたち、特にいじめに悩む子に足を運んでもらい、少しでも力になれれば。ちょっとしたきっかけで悩みが変わるはず」と来場を呼び掛けている。
26日は正午〜午後6時（遺族スピーチは午後1時と3時からの2回）、27日は午前10時〜午後5時（スピーチは午前11時、午後1時、3時からの3回）。入場無料。
