学校側はしばし「教育的配慮」として警察に夜害届を出さない。
これは現実から目をそらした甘い対応だと言わざるをえない。いじめがなくならないのは、子どもたちがその行為を悪いことだと思っていないからだ。
悪口を言う。無視する。脅かす。物を盗る、壊す・・・・。ふざけているだけだと思っている。これには早い段階での指導が必要だ。教師が注意してもエスカレートする、若しくは証拠がないからと注意すらできないようならば、外部の力を借りなくてはいけない。
「教育的配慮」や「事なかれ主義」は、夜害者の救済を遅くするだけでなく、加害者が反省し、更生する機会を奪ってしまう事態を引き起こしかねない。甘い対応は、誰のためにもならない。それは私の30数年間の教員経験から、確信をもって言うことができる。
