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🏥 熊本病院・医師


No.9209736
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#24
◆「常軌逸した隠ぺい体質」 厚労相は"解体"迫る 
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 化血研(化学及血清療法研究所)は、旧熊本医科大学(現在の熊本大学医学部)の研究所を母体に、1945年に設立された一般財団法人です。
インフルエンザや日本脳炎、肝炎などを防ぐワクチンや、
人の血液を原料にした血液製剤などを製造しており、
約1900人の従業員を抱え、売上高475億円(2015年3月期)にのぼる熊本有数の大会社です。

医薬品は法律で、医薬品を監督する厚生労働省が、効き目があり、安全と認めた方法でつくることになっています。
しかし、化血研は血液製剤を作る際に、勝手に血を固まりにくくするヘパリンという物質を加えたり、
殺菌する時間を変えたりしていました。
 厚労省は医薬品メーカーが製造方法をきちん守っているか定期的に調べていますが、
化血研は国が査察に来たときには、うその製造記録を見せてごまかし続けてきました。
こうした不正は1974年(昭和49年)ごろから始まり、40年以上続けられていました。
その間に内部からは「これ以上不正を続けてはいけない」という声が出た時もありましたが、結局うやむやになってしまったそうです。

■薬害エイズの教訓生きず

化血研は1980年代に、熱を加えずに作った血液製剤を使用した患者さんがエイズウイルスに感染した薬害エイズ事件をめぐり、被告企業の1つとして訴えられていました。
この裁判は1996年に和解が成立しましたが、
化血研は和解にあわせて「安全な医薬品を供給する義務を深く自覚し、同じことを二度と繰り返さない」と誓っていました。
しかし、その誓いの裏で、当時も不正は続けられていました。

化血研で不正が大がかりに行われた時期は、薬害エイズ事件を受けて、製薬メーカー各社が血液製剤を非加熱から加熱に切り替えていた時期と重なります。
国の要請にしたがって加熱製剤を増産するためなら、製造方法を少しくらい変えてもいいだろうと考えたのかもしれません。
しかし、不正はやめることができなくなってしまいました。
結局、不正の連鎖は昨年5月に厚労省に内部からの告発が寄せられて発覚するまで続き、薬害エイズ問題の教訓が生かされることはありませんでした。


[ 匿名さん ]
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