定員の２倍の被災者来る避難所も
記録的な大雨で大規模な洪水が起きているヒューストンでは、定員の２倍にあたるおよそ１万人の被災者が来る避難所も出るなど混乱が続いています。
このうち、ヒューストン中心部で最大の避難所となっている会議場では、定員の５０００人に対し、２倍のおよそ１万人の被災者が来て、中に入りきれない人たちが廊下で過ごすなどしています。
自宅が浸水したため幼い子どもを連れ家族７人で避難してきた２４歳の女性は「家族の命が助かっただけでもよかったと思います。いつ自宅に戻れるかわかりませんが、なんとか生活を取り戻していきたいです」と話していました。
自宅が水につかったタクシー運転手の男性は「タクシーが水につかり、財布と携帯電話しか持ち出せませんでした。公的な支援が得られることを願っています」と話していました。
避難所には、さまざまな公的支援を得るのに必要な登録を受け付けるブースも設けられ、被災者の長い列ができていました。
救援物資を運ぶボランティアの女性の１人は「自分は助かったので、ほかの人を助けたいと思いました。復興に向け、力を貸したいです」と話していました。
