2018年6月30日、中国新聞網によると、中国人観光客の水難事故が相次いでいるタイで、また1人犠牲者が出た。
同国華字紙・世界日報の記事を伝えたもので、28日(現地時間)、プーケット島を観光していた中国人男性観光客1人が2メートル以上の高波にのまれた。男性は救助された時には意識がなく、搬送先の病院で死亡した。
事故が起きたのは同島カロンビーチで、現場には遊泳禁止の赤い旗が何本も立っていた。
現地の警察によると、死亡した男性は25歳で、友人3人とバトンから同ビーチに到着。救助隊員によると「波が高いので海に入らないように」という警告を無視して1人で海に入ったという。友人らはビーチで待っていたが、ほどなく事故が起きたとのことだ。
2018年2月25日、観察者網は、中国人観光客の水難事故が相次いでいるタイで、また中国人観光客が水死する事故が発生したと伝えた。
タイ・パンガー県防災当局によると、23日午後8時ごろ、中国人観光客5人が宿泊先のホテル付近の海に入って溺れ、20代の男性2人が死亡、20代の女性2人が負傷、1人が行方不明になった。地元メディアによると、この5人は29人のツアーの参加者で、事故当日にはガイドから「波が高くて危険なので海に入って遊ばないように」と注意されていた。現地では大雨が降ったばかりで、ビーチには警告の旗も立っていたという。5人は海辺を散歩中に海に入り、高波に飲まれたとみられる。泳ぎが得意でなかった上、救命胴衣も着用していなかった。
タイのビーチで、中国人観光客が水の事故に巻き込まれるケースが多発している。今年に入り、70人以上が事故に遭い、少なくとも30人が死亡した。遊泳禁止区域に入って溺れるなど、中国人観光客のマナー違反が原因になっているケースも多い。