東北高野球部内暴行 1人保護観察、7人不処分 家裁決定
東北高校(仙台市)硬式野球部内の暴行事件で、仙台家裁に傷害や暴行の非行事実で送致された8人の2年生部員のうち、同家裁が部員1人を保護観察処分、7人を不処分としたことが14日、同校関係者への取材で分かった。同校関係者は「今回の処分決定を1つの区切りとして、夏の大会に向けて努力していきたい」としている。
仙台地検は昨年11月、2年生部員7人が同9月に同校グラウンドで、同じ2年生部員3人を殴るけるなどの暴行を加え、その後、別の部員1人が被害者1人を部室に連れ込み、さらに殴るなどし重傷を負わせたとして、計8人を家裁送致していた。
事件後、日本学生野球協会は同部に今月13日まで6カ月間の対外試合禁止処分を下していた。