「まさか…」住民絶句 地盤緩み土砂一気 崖崩れで母娘死亡 長崎・諫早市
雨も落ち着いた25日、涼を求めて訪れた家族連れを突然の崖崩れが襲った。現場となった長崎県諫早市高来町の一帯は「轟峡」と呼ばれ、昨年度は約3万8千人が訪れた人気スポット。「まさかこんなことになるなんて…」。地元住民たちは言葉を失った。
「土砂が崩れる『ドオー』というごう音を聞いた。斜面の下をのぞくと遊歩道が土砂で埋まっていた」。現場近くにいた70代男性は声を震わせた。別の住民は救急車などが慌ただしく行き交うのを見て「まさか」と絶句した。
諫早消防署などによると、母娘3人は休憩所「青雲荘」の脇から、高さ二十数メートルから水が落ちる「轟の滝」へと続く斜面に整備された遊歩道を下っている途中に崖崩れに巻き込まれたとみられる。
うなぎいぬ