立浪氏、新監督候補見送りへ
中日が早ければ6日にも新監督候補を一本化することが5日、分かった。高木守道監督(72)の後任について、白井文吾オーナー(85)は今季最終戦の5日まで凍結することをフロントに指示していた。
これまで候補はOBの立浪和義氏(44)、落合博満前監督(59)=ともに野球評論家=の両氏に絞り込まれていた。だがチームは世代交代を進める過渡期。関係者によると、若く、生え抜きのスターでもある立浪氏には将来的に指揮を託したいとの考えから、見送られることが濃厚となった。
一方、オーナーが信頼を寄せている落合前監督は知名度、実績ともに抜群だが、候補になったことが表面化した後、親会社や地元財界などから反発する声も上がっている。球団サイドや本社では「第3の候補」の選定を急ピッチで進め、決定権を持つオーナーの判断に委ねることになる。