無神論者はサイコパス 脳科学 米研究結果
アメリカ、ケース・ウェスタン・リザーブ大学とバブソン大学の脳科学研究者が論じている。
◆信仰心が厚い人の脳は、共感能力に長け、道徳的
◆無神論者の脳は、他人への共感に乏しく、他人の苦痛や苦しみに感情的な反応を示さず、サイコパスと類似している
無神論者はインテリに多い。
信心深い人はインテリに比べ知性が少々劣る一方、絆を大事にして、家族や仲間を気にかける傾向にある。共感能力に長けた女性が信心深い理由だそうだ。
ケース・ウェスタン・リザーブ大学のトニー・ジャック博士は、fMRIを使用して、人間の脳には批判的思考を司る分析的な神経細胞ネットワークと、共感を司る社会的ネットワークが存在することを明らかにした。
物理の問題あるいは倫理的なジレンマのいずれかを提示した場合、健康な脳は適切なネットワークを発火させる一方で、不必要な方を抑制する。こうしたネットワークの相反する緊張関係のおかげで、自然主義的な世界観を押しやり、社会的感情的な思考を強化することができる。
ジャック博士によれば、これは超自然的存在への信仰が文化の歴史を通して見られる理由を解く鍵で、本質的に世界を非物質的な方法で理解する方法と同博士は説明する。
信仰心が批判的/分析的思考を押しやり、社会的/感情的洞察を得る助けになっている。