俺は採用センター経由でとある新聞販売店に配属されたのだが、そこは所長が配達してるほどの人手不足な販売店だった。その販売店で一通り面接が終わった後にちょうど採用センターから販売店に電話があり所長は「はい、無事に着きました。面接も終わりました。でも１人じゃ全然足りません。もっと人を送ってください」と採用センターの人に懇願していたのである。その数日後にもう一人採用センター経由で販売店に人が送り込まれたのだが、その人は１週間位で辞めて言ったのである。それ以降も人手不足の状態は変わらず出会ったが、半年ぐらい後に運よく奨学生が数人入り人手不足が解消されたら所長は手のひらを返したように「この業界は人手が余っているんだよなあ・・・」と言い始めたのである。
散々人手が足りないと泣きついていたのにね。俺はその所長のその一言に腹が立ちその店を辞めたのである。もっとも所長は俺が辞める際には「何だよ！お前だけは期待していたのに！」と言っていたのだが後の祭りである。
