サッカー不毛だった上越地区。長い歴史でインハイも選手権も出場はなし。
長らく見てきたけど40年位前に直江津がJや国際審判で活躍した下村氏を擁して全国出場をたくらんだが、すでに時は新潟工業黄金期に突入しつつあった。下村氏は順天堂大学で関東大学リーグ１部で得点王にもなった。85年の神戸で行われたユニバーシアード代表候補にもなり、卒業後は日本リーグからも誘われたが、教員と審判の道へ。あと上越の高校で目立った活躍は88年度のインターハイ県予選で高田が新潟工業を大番狂わせで倒して準優勝したくらいしか記憶にない。
新潟の高校サッカーの歴史は新潟地区主導で推移して、そこに長岡勢が絡む図式だった。
下越地区は80年のインターハイ県予選で黄金期に突入していた新潟工業を倒した津川が初優勝。全国でも当時の強豪、九州学院を倒して新潟勢の全国初勝利を挙げた。近年は開志JSCがこの地区を牛耳る。
中越地区は大昔の中越、長岡工業のインターハイ出場。近年の向陵、そして帝京長岡が現在の中越地区どころか新潟県を牛耳る。
今年、分割編入で消滅した県央地区も大昔の吉田商業が新潟勢初のインターハイ出場を皮切りに、70年代の巻が選手権とインターハイにそれぞれ２回出場し、近年は加茂暁星がこの地区を牛耳る。
取り残されてしまった上越地区だが、上越高校には上越サッカーの悲願も託されているな。
