めぐみの農業協同組合(JAめぐみの、岐阜県関市)は19日、美濃支店(美濃市)で勤務していた50代の男性職員が、顧客から預かった通帳を使い、計1505万円を着服していたと発表した。JAめぐみのは17日付で男性を懲戒解雇し、関署に被害を相談している。
JAめぐみのによると、男性は3年前から現金自動預払機(ATM)で顧客の口座から現金を不正に引き出していた。男性と顧客は古くからの知り合いで、男性は職員が通帳を預かる場合に発行する受取書を作成していなかった。
顧客からの問い合わせで今月2日に被害が発覚。男性は「遊興費などに使った」と着服を認めており、全額弁済している。