爆サイ.com 東海版

🕊️戦争と平和

NO WAR、STOP WAR

No.7714384
合計:
#182
>>181
何を解りきったことを・・。
確認するが、核兵器が抑止するのは、核兵器を保有する国同士の“核戦争”だ。
現実に歴史上核兵器を保有している国で、核兵器による攻撃を受けた国は一つもない。

戦後間もなくの頃、米国も君と同じ勘違いをしていた。
核武装は通常戦力による侵略も抑止出来るはず・・一種の核兵器万能論・・だと考えたんだ。

そうだとするならば通常戦力・・大量の兵士や大量の各種装備や兵器は大幅に削減可能で、国家財政上お得で良いことだと考えたがったわけだ。

しかしそれに冷水を浴びせた事件が起こる。
それが1968年1月に起こった“プエブロ号事件”・・米海軍の情報収集艦プエブロ号が、北朝鮮のウォンサン沖で北朝鮮に拿捕された事件だ。

この時、米国陸海空軍の主力戦闘機はF4ファントムだったのだが、朝鮮半島用には当時の米国の“核兵器万能論”に基づいて、基本的に核爆弾の投下を前提にされていた。
よってこれに通常爆弾を搭載するには爆弾搭載ラックの根本的な改造が必要だった。

また空中戦もミサイルで行えばよいとして、機関砲の装備さえない状態だったわけだ。(機関砲を搭載したE型は同年11月以降に登場。ベトナムでの苦戦が理由)

つまり適性艦船による自国船舶の拿捕を防ぐというミッションには、当時のファントムの装備体系ではこれを適切に遂行出来なかったわけだ。

この事件を受けて、米国はあらためて“即時同害報復能力”の確保の意味を思い出したといえる。
核兵器だけでは通常戦争や、それに類するグレーゾーン事態に対応出来ない。
核兵器があっても通常戦力の維持、改善の継続は不可欠であるということだ。


[ 詠み人知らず ◆MjgyNjNj ]
TOP