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🕌 宗教総合


No.4474393
#965
「神芝居」場面19「地上げ」

日毎に自分が被害者だと気付かない気の毒な信者が増え、普請が終わった屋敷が手狭になってきました。

「もう少し大きいな建物が要るなあ。何とかならんやろか」とミキが言うと、○澤が「金も貯まってきましたし隣近所の屋敷を買うて広げたらどないですやろ」
それを聞いていた○忠○は「そや!買うたらよろしいがな。話は早い方がエエし早速買い上げに行きましょか」と話は即決し○忠○と○澤が隣近所に買い上げの話をしね行きました。

暫くして二人が機嫌悪そうに帰ってきました。
○澤は「あかん!ホンマにあかん!誰も売ってくれよらん」「せっかく話が決まって高い値で買うたろというとるのに。アイツら売る気あらへん」

その話を聞いていた○野は「ワイの出番やな。よっしゃワイに任しとき」と言うなり前日に信者になった数人の子分を引き連れて隣近所に行きました。

この後の展開がどうなったかは、読者の皆さんなら、もうお分かりやと思います(笑)

1時間程して戻ってきた○野に皆が「どうやった?立ち退きしてくれそうか?」と心配顔で聞きました。

○野は「ワイが立ち退きの話をしに行ったら最初は断りよって、言う事をきかんから少し撫でてやったら皆がすんなり立ち退くって言うてくれましたで。今頃荷造りしとると思いますわ」

気の弱い飯○伊○は「○野はん、あんた相手は堅気の人やで無茶したらアカンわ」

○澤は「飯○はん、アンタ何言うてはるんや、○野はんのお陰でワイら幹部が神さんのご用と人助けが出来るんやで。ホンマに有り難い事やがな。○野はんを使って神さんが動いてくれはったんやで。人間思案はアカンで」
と訳の分からん勝手な事を言う○澤でした。

飯○は心の中で『ホンマに、これが人助けやろか?』と呟きました。


[ どん亀 ]
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