「みちのとも 立教100年 11月号」
廿世紀の光輝 山名代教会長 諸井慶五郎
今日まで百年を一節、一世紀として世界歴史が編まれてきた事実に徴用ずれば、
正に二十世紀の前半終わりに近き今年の一九三七年は、所謂二十世紀の世界史を
新しく書き換えさせる何ものかを暗示しているのではあるまいか。
たまたま昭和12年が本教にとっては教祖様(きょうそさま)の立教100年に相当し
必死更正の実を求められた意義ある年である。
節ある毎に駸駸として国運の芽を伸ばしてきた我が国の輝かしき史跡に鑑み、
此の聖代の御恩徳に浴して曲折波瀾の下、立教以来茲に百年を重ね、
此の年空前の盛儀として百年蔡を迎えさして頂くことは、
本教徒無上の感激でなければならない。