成田が銅メダル パラリンピック 男子スノーボードクロス
3月12日 16時33分パラリンピック
ピョンチャンパラリンピックのスノーボード 男子スノーボードクロスの足に障害があるクラスで成田緑夢選手が銅メダルを獲得しました。成田選手はパラリンピック初出場で初めてのメダル獲得です。
成田緑夢選手は大阪府出身の24歳。パラリンピック初出場です。2006年トリノオリンピックのスノーボードに出場した成田童夢さんと今井メロさんを兄と姉に持つ成田3きょうだいの末っ子です。
自身もスキーフリースタイルでソチオリンピック出場を目指していましたが、19歳のときにトランポリンを使った練習中に左足を大けがしてひざから下に障害が残りました。
その後、誘われて出場したウェイクボードの大会で優勝。
障害のある人から「夢や勇気をもらいました」とSNSを通してメッセージをもらったことをきっかけに、成田選手は「自分がスポーツをすることでもっと多くの人に感動を与えられたら」と考え、パラリンピックを目指すことを決意しました。
1年半前から本格的にパラスノーボードの海外の大会に参戦し、さまざまなスポーツで鍛えた抜群の運動神経とバランス感覚を持ち味に、去年の世界選手権ではバンクドスラロームで3位となり、日本選手で初めて表彰台に上がりました。
ワールドカップでは6回の優勝を果たし、スノーボードクロス、バンクドスラロームの2種目ともに現在、世界ランキング1位となっています。