東京 港区の愛育病院では、小児科にある18の病床の半分ほどをRSウイルス感染症の患者が占め、先月からほぼ満床の状態が続いているということです。
先週まで入院していたという1歳の男の子の母親は「今は落ち着きましたが、ゼロゼロというようなせきをずっとしていて、しんどそうでした。親としてもつらかったです」と話していました。
ベッドに空きがないことから、入院が必要な症状でも、外来で点滴を打って様子をみるケースも出ているということです。
また、救急搬送も相次いでいて、1日の夜から2日の朝にかけては、高熱でけいれんを起こすなどして4人が運ばれてきたということです。
愛育病院の小児科の浦島崇医師は「救急の現場も病床もひっ迫してきている。母乳やミルクを飲む量が減ったり、寝られないほどせきが続いたりする場合は、ためらわずに医療機関を受診してほしい」と呼びかけています。
■全国的な流行に