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🏴‍☠️ マンガ・漫画家


No.4336986
#119
ガンダムエース9月号〔富野由悠季×安彦良和対談〕より(2)

アニメ マンガ 繰り言

僕はZガンダムの仕事が入った瞬間から、ガンダムのことが大嫌いになったんです。結局ガンダムの仕事しか来ないというのが本当に情けなくて……

ガンダムを好きになったのはこの7,8年です。根強いファーストのファンがいてくれて、そういう人たちはみんな30代なわけです。その人たちに向かって、俺はガンダムのせいでバカになったなんて話できますか? それは言っちゃいけないと思ったから好きになる努力をした。

嫌いなものを仕事でやるということを大人としてやってみせるしかなかった。食べていくためにね。だから、ほとんど悔しいと思いながらやっていたというのが本音です。
この辺りは、富野=ガンダム、と捉えているか、他の作品もフォローしているかで、印象が変わるかもしれません。あと、『∀の癒し』(ハルキ文庫)あたりで、似たような事を書いていたかもしれない。

第二部ではない次の作品を作るときに、それを継承することにどんな意味があります? 意識して違うものを作るのがプロフェッショナルでしょう。

大人というのはこれほど無様なんだよということを描いたという意味では、苦痛はなかった。だからZとZZを二年間やっても気が狂わないですんだんです。
そんな富野もとうとうVガンダムでキレるわけですが、前述の『∀の癒し』に書いてあったエピソードかと思いましたが、
「子供にうけるよう、大きなものを出せ」
「だったら、戦艦にタイヤつけるぞ?」
「よし、それでいけ」
と言われて、どうしようもなくなったらしい(若干、うろ覚え)。
対談では、ファースト→Z・ZZの関係性についての話がしばらく続くのですが、安彦さんが一貫して、シリーズの続編性というものの存在を主張しているのに対し、富野がそれを否定しているのが、ちょっと面白い。


[ 匿名さん ]
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