「メンズエステ」隠れみの 違法経営の性風俗店を摘発
9/29(火) 22:54配信
禁止地域にあるマンションの一室で性風俗店を営んだとして、
大阪府警生活安全特別捜査隊は29日、風営法違反(禁止地域営業)容疑で、
大阪市西区北堀江のメンズエステ「隠家(あじと)」経営、
永井良知容疑者(47)=兵庫県西宮市上大市=と従業員の女(29)を逮捕した。
容疑を認めている。
逮捕容疑は8月、大阪府の条例で店舗型性風俗店の営業が
禁止されている地域にある「隠家」で、
従業員の女に男性客へ性的なサービスをさせたとしている。
府警によると、メンズエステなどをうたってマンションの一室で営業する店は多数ある。
性的なサービスなしでマッサージを施術するだけなら営業の届け出は必要なく、
ある捜査員は「性風俗店が摘発逃れやコストカットを目的にメンズエステを隠れみのにしている」とみる。
隠家も11階建てのオートロック付き家族向けマンションにあり、
店の看板は出さず、会員制で予約客にのみ住所を伝えていた。
住民の多くが店の存在に気づいていなかったとみられるが、
実際には女性従業員約10人が所属し、4LDKの部屋で客に性的なサービスを提供していたという。
府警幹部は「実態が分からない性風俗店が広がるのは危険だ。
マンション側もこうした店に注意してほしい」と訴えている。