投資家の「変人ぶり」と運用成績は残酷なまでにリンクしている
投資=人間心理に反する行為
別に驚くべきことではないかもしれないが、株式市場で成功する人は基本的に「変人」か「自己中心」か「頑固な人間」が多い。その理由は簡単だ。
株式市場で利益を得る基本形は「相場が安い時に買って高い時に売る」というものだ。これはどういうことなのかというと、「誰も評価していない時に買って、誰もが欲しがっている時に売る」ということに他ならない。
あるいは「他人が恐怖で売り飛ばしている時に買い集め、株が上がって他人が幸せな気分に浸っている時に自分だけイチ抜けする」ということでもある。
これは口で言うほど簡単なことではない。人は他人と同調すると安心する心理がある。同調と反する行為はなかなか普通の人にはできない。
その上「買いたくない時に買って、売りたくない時に売らなければならない」わけで、ますます人間心理に反する行為を強いられることになる。