岡山の暴力団幹部射殺事件 2審も無期懲役の判決
9月15日 12時35分
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去年5月、岡山市で「神戸山口組」系の暴力団幹部を拳銃で撃って殺害したとして、殺人などの罪に問われた対立する「山口組」系の元暴力団員に対し、2審の広島高等裁判所岡山支部は1審と同じ無期懲役の判決を言い渡しました。
指定暴力団「山口組」、弘道会系の元暴力団員で、愛知県半田市の山本英之被告(33)は、去年5月、岡山市南区で対立する「神戸山口組」系池田組の幹部、高木忠組員(当時55歳)を拳銃で撃って殺害したとして、殺人と銃刀法違反の罪に問われました。
1審の岡山地方裁判所はことし1月、無期懲役の判決を言い渡しましたが、山本被告は刑が重すぎるとして控訴していました。
15日の判決で広島高等裁判所岡山支部の長井秀典裁判長は「暴力団組織に所属する者特有の論理に基づいた極めて反社会的な犯行で、到底容認できない。一般市民が巻き添えになる危険性が高く、違法性は高い」と指摘したうえで「1審の判決が重すぎて不当であるとは言えない」として1審と同じ無期懲役の判決を言い渡しました。