尾道で三人逮捕 岡山県警と倉敷署 覚せい剤密売を追及 (山陽新聞 昭和４６(１９７１)年 ２月８日 月曜日 ７面)
倉敷署と岡山県警防犯課は八日朝、尾道市尾崎本町、暴力団侠道会幹部下森正義(三一)方など四ヶ所を覚せい剤取締法違反の疑いで捜索、同市正徳町、同会組員新開歳数(三一)同市沖側町、同小倉幸治(二二)因島市土生町赤松区、同大西俊介(二九)の三人を同容疑で逮捕、下森と尾道市義和西元町、同組員藤川康尊(三〇)の二人を同容疑で指名手配した。
調べでは、逮捕された三人は昨年一月ごろから十一月ごろまでの間に、同会幹部橋本昭二(四〇)＝逮捕ずみ＝から一四回にわたって覚せい剤計八・〇一グラムを二十三万四千五百円で譲り受けた疑い。これで同事件の逮捕者は二十一人、指名手配は九人となった。
