人にはそれぞれに格好の付け方というものがある。
『ビジュアル的』な格好の付け方。
『見栄っ張り』な格好の付け方。
『他人の事にあーだのこーだの言う』格好の付け方。
……どれもナンセンスに見える格好の付け方だ！なんて思いませんか？
第３話「慕われる格好の付け方」
今日の最初の作業はボルト溶接…なのだが、箱の中に他のボルトが入っていたかもしれない様子。……それを山県さんが見つけた。…その近くには銀位課長と部長が工場内を巡回していた。
山県さん「…おい！まて！…なんだやこのボルトは？振本さん！他のと混じっちゃおるまいの？」
振本さん「…えっ？えっ？いや💦」
銀位課長「ん？何？他のボルトと混じってたの？」
狼「………。」（部長や課長の見てる前だと妙な威厳の示し方をする人だな。…嫌らしい）
主人公の狼の過去を辿れば様々な人が走馬灯の様に思い出される。
※『良し和』のチンパンジーさん。（第３作品目）
※『やばぴこ』の誰かの神様。（第１作品目）
…それぞれの顔が鮮明に甦る。
狼「………ふっ(笑)。もうえっと見たけどな…ﾎﾞｿﾎﾞｿ」（自分なら振本さんの立場を察して、こっそりと注意を促すけどね。人の見てる前でガミガミ言って天狗の様な格好の付け方なんて今時ダサ過ぎ。(笑)）
⚠️主人公のえっと見たけどな……とは
何処にでもいる人を沢山見た！と言う意味である。
具体的に何処にでもいる人とは……。
※人前に立つと、とたんに偉そうな態度をとる人。
※自分にとって敵、味方の区別を付けたがる事が好きな人。
※自分さえ面白ければ、自分さえ楽できたら、自分さえ良く思われたらが先にでる究極の自己中。
…と、まぁ大まかに言えば彼が過去にえっと見た！と言うフレーズを発するのはこんなくだり。
逆に彼の口から、滅多にお目にかけれない！…なんて口調が出てきたら大したもの。
因みに女の子で言えばクオッカワラビーさんぐらいしか今の所はいない。
彼は果たして『黄色』と呼ばれる会社で役職者以外で、『何処にでもいない人』を見つけ出す事が出来るのであろうか。
