大相撲の横綱日馬富士(33)=伊勢ヶ浜部屋=が10月下旬の鳥取巡業中に行われた宴席で、同じモンゴル出身の平幕、貴ノ岩(27)=貴乃花部屋=に暴行し、けがをさせていた疑惑が14日、浮上した。これを受け、日本相撲協会は同日午前、福岡国際センターで緊急会合を開いた。
貴ノ岩は、九州場所を初日の12日から休場している。日本相撲協会が2日目の13日に「脳しんとう、左前頭部裂傷、右外耳道炎、右中頭蓋底骨折、髄液漏の疑いで全治2週間程度と考えられる」とする診断書を公表していた。
日馬富士は14日の稽古の後、記者団に「貴ノ岩のけがについては貴乃花親方、貴乃花部屋後援会の関係者、相撲協会などに大変迷惑をかけたことを深くおわび申し上げます。これ以上のことは親方が帰ってきてから答えます」と述べた。