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No.7430104
合計:
#154
『週刊ポスト』2016年4月15日号のトップニュースは「NHKニュース番組の『秘密のルール』を暴露する」という大見出し記事。〈「みなさまのNHK」のニュース番組には公平中立で、民放に比べて内容もしっかりしているという印象があるが、実は視聴者にひた隠しにされる、奇妙な“ルール”が数多く存在する。本当は「報道の不自由」だらけの裏事情を徹底レポートする〉(「週刊ポスト」HPのキャッチコピー)。
その本文を読むと——①国会論戦の中継は「政府答弁で締める」②籾井勝二会長の国会答弁ではメモを渡すNHK職員の姿を映さない③反原発などデモを報道する際は同時に番組内で政府の立場・主張をきちんと取り上げる④「日曜討論」の発言時間は秒単位まで計測し、政治的公平性をはかる⑤NHK予算を審議する衆参両院の総務委員会はすべて中継放送し、委員全員の顔をアップで映してサービスする——など、もっともらしいものが並んでいる。
しかし、これは、NHKの内部文書を入手した大スクープではない。「暗黙のルールがある」とのジャーナリストの大谷昭宏氏(読売OB)の証言をもとに、これまでの噂話をまとめた程度のお粗末なもの。しかも、それぞれの項目に「NHK広報局は“ルール”の存在を否定」「NHKはご指摘のようなルールはありません」との否定談話がついたものだった。「看板に偽りあり」の典型にすぎない。
NHKに対する、テレビに対する、第2次安倍晋三政権の圧力、メディアの自主規制はこんな程度のものではない。マスコミOBでつくる『メディアウオッチ100』での報道や同人たちが得た情報をもとに、安倍政権のメディア戦略を解明してみたい。ここで紹介した事例や分析の多くが『メディアウオッチ100』で既報のものであることをご承知願いたい。


[ 匿名さん ]
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