爆サイ.com 山陽版

📖 創作・携帯小説


No.9227017
#36
さよなら大嫌いな母親。
さよなら大嫌いな父親。
もうお前らのもとには帰りません。
これが永遠のお別れです。

生まれ変わりがあるとしても、二度とお前らとは廻り逢いません。
もう私に関わらないで下さい。
絶対に関わらないで下さい。


でも僕には、最期の時間は訪れませんでした。
何故なら、
病院のベッドで、
目を覚ましてしまったからです。

助けられてしまった。
勝手に、助けられてしまった。
他人に迷惑の掛からない場所で逝ったのに。

僕が寝かされているベッドの横に、女性の看護師が立っていた。
僕が気を取り戻したのに気づいた女性の看護師は、男性の医師を呼ぶ。
男性医師が僕に話しかけるが、僕は口を閉ざした。
行き倒れのショックで口がきけなくなったとでも思っているのだろうが。

僕は、一つだけ安心した。
それは、家族が来ていないからだ。
僕が何処の誰だかわかっていないらしい。
その事だけが、僕の救いだった。

この病院は、居心地が悪く気分が最悪。
女性看護師の就労態度がよろしくない。
僕の事を気味悪がっているのがバレバレだったからだ。
例え相手が男性だからと言って、小学生にその態度は無いだろ。
しかし、病院の女性看護師たちは、僕にセクハラ看護をする。
僕が喋らないのをいい事に、チンコを素手で握って、声を小さく言う。
女性看護師A「オラオラ!チンコ勃起しろよ!クソガキが!」
彼氏の浮気の憂さ晴らしの為に、暴力を振るう。
女性看護師B「このクソ男が!女性をなんだと思ってんのよ!キーーーッ!」
口をきかない、何をされても反応しないのをいい事に、やりたい放題の女性看護師。
医療従事者なんてこんなものなんだろう。


そして、僕は、更に口を閉ざすのだった。


[ 匿名さん ]
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