このひとは、テレビで「あたしみたいなオカマは…」とゲイに対する差別用語を毎週のように、
しかも、テレビという何千万人が見る公共の電波で垂れ流しにしている。「あのオネエタレントが
自分の事をオカマと言っていたから、一般のゲイの人達もオカマと呼んでいいのよね！」
みたいな誤解をさせてしまう恐れがある。オカマはあくまで差別用語である。
テレビのオネエタレントと言われている人間達は、日本の全ゲイの中でもかなりマイノリティな存在。
つまり特殊。はっきり言って、日本の全ゲイの９９.９９９…％以上は化粧もせず女装もせず、背広に
ネクタイを締めて普通に会社に通勤をしたり、学校に通学しています。
だけど、テレビでこのオネエタレントを見た何千万人という異性愛者達はゲイ＝オネエタレントと、
知識が無いが故に大誤解をしてしまう。一般のその他大勢のゲイの人達からすると大迷惑。
更に、テレビ番組では、異性愛者のタレント達（芸人が多い）が、オネエタレントをイジリという名目で、
馬鹿にしたりけなしたりしている。その根底には根強い差別意識が見え隠れしている。
それを見た異性愛者の視聴者達は、実際に自分の住んでいる地域で（学校、職場など）一般の
ゲイの人達をイジリ始める。それが、イジメや差別・偏見に発展し一般のゲイの人達の生きにくさを
助長させている。
このひとは｢LGBT問題についてあえて意見しない」のではなくて、その資格が無いだけである。
ＣＭ契約数男性タレント部門上位（当時）だから、ＣＭのコンプライアンスや契約上の問題で発言が
制限されてもいるだろうね。
