妄想性障害は、妄想の内容によって以下のように分類されています(DSM-5)。
・被愛型:
ある人物が自分に対して恋愛感情を持っているという妄想
例)ある芸能人が私のことを愛しているのだ、と確信
・誇大型:
実際には認められない卓越した才能を持っている、重大な発見をしたなどと確信する妄想、
著名人と特別な関係にあるという妄想
例)自分が著名な人物である(実際の著名人は偽物だとされることがある)という妄想
・嫉妬型:
配偶者や恋人が浮気とか不倫をしていると確信する妄想
例)少し衣類が乱れているのを見て不倫していると考える、などと確信
・被害型:
嫌がらせや陰謀を企てられているなど、不当に被害を受けているという内容の妄想
例)隣人が大きな音を立てて自分に嫌がらせを続けている、などと確信
・身体型
自分の身体の機能や感覚にかかわる妄想
例)自分が悪臭を放ってしまっている、自分はとても醜い、などと確信