「自撮り依存症」という病 深刻度の見極めは3段階 研究
「自撮り依存症」という病 深刻度の見極めは3段階 研究
トロント国際映画祭のプレミア上映でファンのセルフィーに応じる米俳優のジョージ・クルーニーさん(2017年9月9日撮影、資料写真)。(c)AFP/Geoff Robins
【記者:Sarah Knapton】
ソーシャルメディア(SNS)に絶えず自分の写真を投稿せずにはいられない状態は、助けを必要とする「自撮り(セルフィー)依存症」と呼ばれる本物の精神疾患だとして心理学者らが警鐘を鳴らしている。
「セルフィー依存症」という造語が生まれたのは2014年。米精神医学会(APA)が疾患として分類することを検討中だというフェイクニュースの中で、セルフィーに対する強迫観念を表す言葉として登場した。
果たして「セルフィー依存症」という病は本当に存在するのか。英ノッティンガム・トレント大学(Nottingham Trent University)とインドのティアガラハール経営大学院(Thiagarajar School of Management)の研究者らはこの現象を調査してそうした依存症が存在することを確認し、その深刻度を測定する「セルフィー依存症行動尺度(Selfitis Behaviour Scale)」まで作成した。
特定の行動を対象とする依存症、行動嗜癖(しへき)に関する権威で、ノッティンガム・トレント大学心理学部教授のマーク・グリフィス(Mark Griffiths)博士は「APAに関するニュースはうそだったが、だからといってセルフィー依存という状態が存在しないわけではない。調査の結果、そういう状態は確実に存在すると思われる」と述べている。
インスタ依存などもダメ人間の象徴ですね!
美砂