中村知事が評価しているタウンミーティングですが、これについて市民の生の意見を聞くとしてスタートしておきながら、その実態は事前に市民から質問を集め、当日初めて聞いたように装いながら説明するなど、出来レースではないかと声が聞こえてきます。
そして決定的なのは、タウンミーティング対応事業として予算化された事業の多くが、市長の出身地、北条地区に関連していたことが発覚したことから、要は自分に都合よく税金を投入するためのセレモニーという、タウンミーティングの本性が透けて見えてしまったことは、まことに残念であります。
また、それ以上に深刻な事態は、野志市長による数々の問題発言に呼応するかのように、職員不祥事が発生し続けていることであります。例えば、職員自殺に関しては、課長の責任で自分に責任はないと責任転嫁し、また人として筋が通らないとして、橋下大阪市長とともに衆議院議員候補者を応援し、さらに市議による恐喝未遂事件のときには不実の説明、すなわちうそ発言が発覚するなど、これまでさまざまな問題発言を繰り返した結果、市政に対する市民の信頼は地に落ちました。
そして、これらの問題発言に比例するように、入札情報の漏えい、婦女暴行致傷、貸金業法違反、窃盗、戸籍情報の漏えい、校納金着服、盗撮、わいせつ行為など、単に職員の不祥事と呼ぶには余りにひどい犯罪が繰り返されるようになるなど、現在の松山市役所は残念ながら不祥事の総合デパートであります。
