松山市 １２日から分散登校へ
05月08日 17時54分
松山市は、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために臨時休校している市立の小学校と中学校について、５月１２日から「分散登校」を始めたうえで、２５日の完全再開を目指すことを明らかにしました。
松山市の野志市長は市役所で記者会見を開き、４月９日から臨時休校が続いている松山市立の小学校と中学校の再開までの予定を明らかにしました。
それによりますと、５月１２日から２２日までは、すべての学校でクラス別の「分散登校」を実施するとしています。
具体的には、ひとクラスが２０人以下になるように２つに分け、週に２回、１日おきに交互に登校します。
登校するのは午前中のみで給食の提供はなく、部活動も停止します。
その上で、２５日からの完全再開を目指すということです。
ただし、国の方針や県内の感染状況などによっては、延長することもあるとしています。
一方、保護者が仕事で家を空ける間、１人で過ごさざるをえない、小学１年から３年までの児童と特別支援学級の児童は、これまでと同じように平日の午前８時から午後３時まで通学先の小学校で預かるということです。
野志市長は「子どもたちには、全面再開へ向け、学校生活のリズムをつかんでもらいたい。１日おきとはいえ、学校で学べば、学習も進むのではないか」と話していました。
