医療陣は外部の汚染源から保護するため、ラテックス素材の内側の手袋を先に着用し、腕の中ほどまで上がってくる青色の外側の手袋を一緒に着用しなければならない。
ここでボランティアをしている方相赫(パン·サンヒョク)大韓医師協会副会長は「医療陣が不良ゴーグルによる痛みがひどいにもかかわらず、そのまま使いながら頑張っている」と述べた。
他の選別診療所でも事情はそれほど変わらないという。不良の紐を直すのに苦労している診療所もあるという。
大邱市内の大型病院も防護服とマスクなど物量が足りないのが実情だ。ある病院関係者は「1日必要な医療用品の70-80%程度が支給され、医療陣が防護服をリサイクルしている」と伝えた。
しかし、政府は現場の足りない環境を認知していない様子だ。 前日、保健福祉部の朴能厚(パク·ヌンフ)長官は、マスクが品切れになったという医療陣の声を巡り、「在庫を確保しようとしたためだ」」と語った。
感染病と死闘に熱心な医療陣が欲張っているということだ。これに対し医療界では「政府は現場を余りにも知らな過ぎる」とか「基本認識と対応策に現場と乖離感がある」という叱責が殺到した。