NHK
２０２２年12月28日 19時49分
スーパーで万引きをしたとして逮捕され、罰金の略式命令を受けた５６歳の職員について、
香川県は２８日付けで懲戒免職の処分にしました。
処分を受けたのは県農業試験場で企画・営農研究課長を務めていた坂下亨職員（５６）です。
職員はことし１０月、善通寺市内のスーパーでお菓子やショーツなどおよそ１７００円相当の商品を万引きしたとして逮捕され、今月１５日、丸亀簡易裁判所から罰金５０万円の略式命令を受けました。
県によりますと、職員はこのほかにもこのスーパーや丸亀市内の小売店で同じ日に合わせて４回万引きをしていたほか、過去にも２回、万引きで罰金の略式命令を受けていたということです。
処分を検討してきた県は、刑事処分が確定し、常習性も認められ責任は極めて重いと判断し、２８日付けで懲戒免職の処分にしました。
県の聞き取りに対し職員は「生活の先行きへの不安から金を使いたくないという気持ちがあった。被害を与えた店舗の方々には本当に申し訳なく、反省している」と話しているということです。
県は「公務に対する県民のみなさまの信頼の確保に努めてきた中でこのような事態が生じたことは誠に遺憾であり、深くおわび申し上げたい」としています。
