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🛩️ 自衛隊・軍事全国


No.11126219
合計:
#28
>>25

 宮古島のほぼ中央に位置する「航空自衛隊・宮古島分屯基地(ぶんとんきち)のヘリポートに、《106号》が着陸した時刻は『報告』によれば、

〈1417〉(2時17分)

 出迎えたのは、陸上自衛隊「宮古警備隊」の隊長、伊與田雅一(いよだまさかず)1等陸佐だった。

 宮古警備隊は、台湾クライシスが高まる中、2019年に、那覇に駐屯する第15旅団の隷下部隊として創隊した。その任務は、台湾への侵攻を行うのに乗じて宮古列島(宮古島市内の島々を含む)の八つの島々を攻撃する可能性がある中国・人民解放軍の水上艦艇と航空機を撃滅するための、第302地対艦ミサイル中隊と第346高射中隊の警備を行う最前線部隊である。

 分屯基地に到着した坂本師団長は、すぐに私服に着替え、地元の支援者たちとの懇談に臨んだ。

 西部方面隊関係者は、宮古島の一部で、陸自部隊が駐屯することへの反発が依然としてあることから、宮古島を衛(まも)るための防御と攻撃の作戦を行う上では地元の理解がなにより重要だと、彼は師団長に着任する直前に言っていた――と語った上でこう付け加えた。

「宮古島には陸自の『宮古島駐屯地』があるがそこへ《106号》を着陸させなかったのも地元感情を忖度したからだろう」

 そして、4時間の飛行が可能な航空燃料の補給を受けた《106号》のキャビンに、再び坂本師団長以下の“師団の心臓部”である面々の他、伊與田隊長に加え、《106号》の2名の「FE」(航空機関士)の若い隊員なども乗せて宮古島分屯基地を出発した。

 その時間は『報告』によれば、

〈1546〉(3時46分)

 気温は摂氏25.4℃、天候は晴れ―まさに“自衛隊日(び)より”だった。


[ 匿名さん ]
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